うつ病はすぐに治療しよう【早めに治療して根治を目指す】

女医

時間をかけて治すこと

塞ぎ込む男性

心の病の特徴

うつ病は心の風邪と言われてきましたが、症状の重さや治るまでに時間がかかることもあり、風邪以上に大変な病気であるとされています。うつ病の特徴は、気分が常に沈んで何もやる気が起きなかったり、今まで楽しいと思っていた事や何とも思わなかったことが不快に感じるなどの症状が見られます。また、頭痛や吐き気、だるさなどの体の不調が出てくるようになり、テレビなどの音でさえ騒音に聞こえてしまうこともあります。このような症状は、突然出てくる場合と徐々に症状が重くなっていく場合があります。始めは軽い頭痛だと思って、頭痛薬を飲んでいたが、いつの間にか薬も効かなくなっていったなどのパターンもあります。このような状態は、うつ病の初期症状である可能性が高いため、ひどくなる前に心療内科や精神科で診察を受けることが大切です。なお、診察を受ける前に、インターネットなどでうつ病の可能性が高いか判断できるチェック表を確認することができます。まずは、チェック表で自分の症状に当てはまる項目がどれくらいあるかを確かめておくことです。治療については、基本的に投薬による治療になります。症状を聞いて、それに対応した薬が処方され、徐々に投薬の量を調節していきます。

自分の判断で薬を止めない

投薬治療を続けていると、頭痛や気分の落ち込みなどの症状が少しずつ緩和されていきます。そうすると、段々自分に自信がついてきたり、強気に出られることも増えてきます。このように前向きな姿勢が増えてくると、自分はもううつ病が治ったのではないかと考えるようになります。そのため、投薬中でも自分の判断で薬の服用を止める人が出てきます。しかし、急に自己判断で投薬の治療を止めてしまうと、その反動で以前より悪いうつ病の症状が再発してしまうこともあります。そうなってしまうと、再び一からの治療がスタートすることになりますので、自己判断での治療終了はしないようにするのが大切です。治療には段階があります。投薬も始めは少量から始まり、薬がその人の体に合っていると判断されれば、徐々に量を増やしていきます。一定の量で充分な効果が続いたところで、慎重に少しずつ薬を減らしていきます。最後は1日置きだったり、頓服程度の量になっていき、医師の判断で投薬を終了させていきます。自分ではもう大丈夫だと思っていても、医師からしたらまだ断薬は早いということもあります。そのため、うつ病の治療は焦らずに、じっくり時間をかけて治していくことが必要です。